腎機障害例(カンデサルタン群509例、
標準治療群513例)で比較
今回、志賀氏らは、HIJ-CREATEにおける腎機能障害例(クレアチニン・クリアランス値60ml/分未満:両群の平均は約48ml/分)を対象に、カンデサルタン群と標準治療群との間でMACEを比較した。
対象はカンデサルタン群509例、標準治療群513例である(図1)。患者背景は左室駆出率がカンデサルタン群では標準治療群より有意に低かったこと(53 ±11 vs 55±12%)以外に違いはなかった。カンデサルタン群では8mg/日以上が111例(22 %)、8mg/日未満が398例(78 %)に使われていた。なお、カンデサルタン群ではCa拮抗薬とβ遮断薬の使用頻度が有意に低かった(各々p <0.001 、p=0.044)。スタチン、硝酸薬、アスピリンの使用頻度には両群間で有意差はなかった。
カンデサルタン群で主要評価項目が有意に減少
到達血圧値は、両群ともに降圧目標の130/85oHgをクリアしており両群間で有意差はなかった。同じレベルの降圧下における比較で、MACEはカンデサルタン群で21%有意に減少した。とりわけ入院を要する不安定狭心症がカンデサルタン群で有意に減少したことが注目される(図2)。
志賀氏は、「HIJ-CREATEのサブ解析において、カンデサルタンをベース薬とした治療が腎機能障害を伴う冠動脈疾患合併高血圧患者のMACEを減少させるという利益をもたらすことが示された」と報告を統括した。
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